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近年、日本に訪れる外国人が増加しており、これまで外国の人をターゲットにしていなかったようなサービスもインバウンド対策の一環で多言語サイトを準備するのが一般的になりつつあります。しかし、ただ一概に多言語にしてみればいいというものではありません。本編では、サイトのインバウンド戦略に基づいた検討すべき要点とその方法、メリットデメリットについて解説します。

サイトの多言語化の重要性について

サイトの多言語化は海外進出を目指す企業だけでなく、海外向けのサービスを展開する国内企業にとっても非常に重要なものです。今後も訪日外国人の増加が予想されているため、多言語対応の重要性が高まっています。具体的には、国内でインバウンド事業などを展開する会社はより多言語対応の重要性が今後増していくはずです。また現在、インターネットの利用者数は世界人口の50%を超えています。さらに、日本とのかかわりの強い国々においては90%前後のインターネット普及率となっています。企業そのものの分身ともいえるサイトを多言語化すれば、それだけ海外の人々にアピールする機会も増えるといえます。

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多言語サイトとは?多言語化する上で考えたいこと

サイトの多言語化とは、WEB上のサイトを海外の方に向けたページにする事です。今はまだ海外向け事業が大きくなくても、国内の顧客への信頼性の向上や市場拡大での新規顧客の獲得、競合他社との差別化などメリットが大きく注目されています。多言語化する上で考えたいことは、ただ言葉を翻訳すればいいという訳ではございません。国によって親しまれるインターフェイスやサイトの導線なども意識して構築していくことが大切です。一般的に、まずは英語版サイトのページへの対応を行いましょう。なぜ英語なのかというと世界共通語で汎用性が高いためです。翻訳は運用をしていく上で即時対応を意識するほどに人件費が上がっていきます。また、翻訳品質を保つ事によるコストも掛かります。用意できる時間と費用に合わせて計画を立てましょう。

サイトの多言語化のための説明

多言語化対応のための翻訳は思った以上にコストがかかります。安易に翻訳するだけでは終わりません。 おそらく手間とコストが想定以上にかかると考えていた方がいいです。サイトの多言語化に必要なものは大きく分けて、開発と翻訳の2つです。次に記述するポイントの中で絞って計画を立てていくことが望ましいでしょう。

多言語化におけるポイント

言語切り替えはわかりやすく、見つけやすい位置に

多言語に対応したサイトを構築しても使う側がその機能に気づかない、使いづらいと意味をなしません。そこで大切なのが、言語選択(切り替え)を「ユーザーが認識しやすい・わかりやすい場所」に設置することです。たとえばヘッダーやフッダーなどにリンクを設置することがおすすめです。表記は国名ではなく、言語で選択できるようにしておくといいでしょう。
その理由は、ユーザーが住んでいる地域やブラウザの設定言語=その人が読みたい言語ではないこともありうるからです。

多言語サイトに必要なコンテンツを選定する

対象の言語のユーザーにとって、必要な情報・コンテンツを想定して掲載していくこと必要があります。
それぞれにあった言い回し、デザインなどをニーズにあった方向性で構築していきましょう。
なぜなら、日本人にしかわからないようなニッチな情報を翻訳・掲載しても、それは外国人にとって必要のない情報、あるいは理解ができない情報になる可能性が高いからです。また、翻訳してもらうリソースがないからと言って、機械で自動翻訳を行うと、本来の意味とは異なる場合も多いためなるべく使用は避けましょう。

多言語化サイト運用に携わる社内メンバーを確保する

多言語でサイトを運用するためには、誰が、どのように運用を行うか検討する必要があります。主に、更新頻度と問い合わせ窓口が運用するにあたっての検討すべきことです。更新が必要なページはどこか、どれくらいの頻度で更新が必要なのかなどを予め分析しておくことで、多言語化したサイトの運用に最低限必要な予算や人員が明確になっていきます。問い合わせ窓口に関しては、それぞれの場合において、誰が、どのように、どうやって対応するのか、どの言語で対応するのかなどを検討、シミュレーションすることで迅速に対応できるよう準備しておきましょう。

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多言語対応する言語を決める

果たして母国語を選んでしまっていいのでしょうか。
たとえば、ターゲット市場に韓国が含まれていたとします。その場合は自ずと韓国語対応もする必要があると考えるかと思います。念のため韓国市場におけるターゲットを考えてみましょう。

  • 韓国に進出している日本企業で従業員は韓国人が多数だが窓口は日本人や、日本語堪能な韓国人で、韓国語の必要性があまり感じられない
  • 韓国の企業ではあるが、グローバル化が進んでおり、社内でのコミュニケーションは英語であるため、英語サイトがあれば問題ない

こういった場合、まずはターゲットに対して本当に必要とされている言語を選択する必要があります。需要や企業戦略を踏まえたうえで、対応していきましょう。

デザインはその国の趣向に合わせる

1ページ内に複数言語を同一ページ内に用意するのではなく、言語ごとにページを分けて作成したほうが、より理解しやすいサイトになります。たとえば東京都のホームページでは、英語サイトは日本語サイトとは別のデザイン、コンテンツの構造になっています。東京都民に対しては、都としてリリースすべき情報を公表しており、閲覧しやすいように整理されています。外国人に対しては、東京都の魅力など外部にアピールしたいコンテンツを見やすく配置しています。

翻訳をどこに依頼するか

ネイティブによるダブルチェックは取り入れるべきです。。ネイティブならではの言い回しや、より自然な文章としてコンテンツの質や自社の信頼を高める上でも、ネイティブチェックは必ず行った方がいいでしょう。
また、業界に精通しているか、または同業界サービスの翻訳経験があるかどうかも重要です。
業界特有の表現や単語を理解していないと、不自然な翻訳に仕上がってしまうことがあります。できるだけ自社と同業界の翻訳経験があることや、業界に精通しているかを事前に確認しましょう。事前に業界用語の解説や、その用語の言語訳を社内でリストアップしておくことでスムーズに進むはずです。

サイト多言語化のメリット

インバウンドニーズの創出・増加

サイトを多言語化すれば、海外の人が現地から国内の情報を入手することが可能になります。
特に海外の中には、「日本のサービスが日本のマーケットで地位を確立していること」を強く好む傾向があります。日本語のサイトがあり、なおかつ多言語のサイトもあることで、日本国内でしっかりと活動している印象を与え、インバウンドのニーズに応えることができます。

海外メディアとの相乗効果

多言語化することによって、海外のニーズを収集できる可能性が高まるのは、サイト独自の効果だけとは限りません。多言語サイトが情報発見のきっかけとなり、海外のインフルエンサーが自身のSNSなどで紹介するなど、世間からの認知や告知が大きく波及することも考えられます。また、海外メディアから取り上げられることにより、国内では一般的な評価のお店に、外国人客の行列ができることもありうるのです。

国内へのブランディング

サイトを多言語化することによって、海外へ事業展開をより強くアピールすることができます。
国内向けの商品やサービスが海外で評価されれば、逆輸入のブランディングに繋がり、国内の業績が高まる可能性もあります。

海外のマーケット感覚を養える

サイトは解析によりさまざまなデータを細かく残すことができます。サイトを多言語化しデータを徹底的に分析していけば、海外のマーケット感覚が養われていくことでしょう。サイトの多言語化によってグローバル企業としての階段を上っていくことができます。

海外展開の支援事業を行える

業界が国内に特化しているのであれば、海外の可能性を模索し成功事例を出すことによって、他者が海外に事業展開する際、コンサルティングを行うことも可能です。多言語化を通して得たノウハウそのものを事業として成立させることもできるのです。

会社への信頼度が上がる

一つのサイトに異なった言語(二ヶ国語もしくはそれ以上)で情報を掲載することで、サイトに訪れてくれるユーザーの数を増やすことができます。サイトへ訪れるユーザーの数が増えると、コンバージョンにも繋がりやすくなります。また、複数の言語でコンテンツを持っているとSEOも有効に働きます。

サイト多言語化のデメリット

サイトへ施す作業や運用コストが増える

多言語サイトの制作にかかるコストと手間がデメリットとして挙げられます。運用プランの設定(言語、コンテンツ、デザイン、人員)など明らかに工数を割いて検討すべき点が多いため、時間と人員を割かなければなりません。またサイト制作と翻訳を同社で行う会社はあまり多くはなく、別々の会社に依頼する事になるのが一般的だと思われます。この事によって更にコストや工数がかさんでしまう恐れがあります。 専門的な知識などが不足している段階では外部に戦略立案、プロモーションなども含めて海外進出支援企業に相談する方が良いかもしれません。

サイト多言語化の参考事例

浅草ビューホテル

まずは、訪日外国人からの人気が高い浅草ビューホテルのサイトでの違いについて述べていきます。

日本語版浅草ビューホテルの場合は、トップページに表示されている文字で情報を伝えてることが分かります。
一方で英語版のサイトはトップページでは文字ではなく、写真が大きく表示されています。
他サイトからも英語版は日本語版と比べてシンプルな作りになっていることが分かります。
日本語のサイトの場合は多くの情報を伝えるサイトが主流ですが、海外の方向けのサイトは感覚的に扱えるデザインが好まれる傾向にあります。
インバウンド対策で多言語サイトを制作する場合は、日本文化をイメージさせる写真を使うことで外国人客を惹きつけることもポイントです。

HiNative

多くの外国語学習を補助するHiNativeのサイトの例を見てみましょう。

こちらはあまり違いがないように感じますが、当初からグローバルにターゲットをしているため、シンプルに誰がみてもわかりやすいように構築することが重要です。

まとめ

今回は多言語化サイトに興味がある方に向けて、構築していくポイントやメリットやデメリットなどを紹介させていただきました。
多言語化=簡易翻訳ではなく、ターゲットに適したインターフェースや要素など十分な戦略が必要だということを伝えられたかと思います。しかし、綿密にプランを練り、予測しうる不安を埋めていくことでグローバルにおける企業価値が大きく増加していくとになります。さらにインバウンドにおけるニーズの創出・増加も見込めるため大きなチャンスになりそうです。ぜひ一度、海外進出支援企業に相談しながら進めていくことをオススメいたします。

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