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アメリカにはITの巨大ブランドでもある「Apple」や「Google」などの影響で、人々の通信手段はテレビや固定電話からスマートフォンへと様変わりしてきました。そして、「Amazon」や「Netflix」などインターネットを介した生活が一般化してきたことにより、アメリカの広告戦略もここ数年で大きく変わり始めています。
 今回はアメリカで利用される広告の種類や市場動向、今後のトレンドなどに注目して解説していきます。

1.リニア広告、デジタル広告とは

 

アメリカの広告市場では大きくリニア(Linear)広告とデジタル(Digital)広告に区分されます。
 リニア広告とは、日本でも馴染み深いテレビや新聞、ラジオなど、一般的なコマーシャルメッセージ(CM)などのマスメディアを通じた宣伝がイメージされます。アメリカでも日本と同様、番組と番組の間などにCMが放送されています。
 一方、デジタル広告とはテレビや新聞などのマスメディアとは異なり、近年我々の生活の最も身近な製品となったスマートフォンやパソコン、タブレットなどを通して利用するデバイスやアプリケーションなどを通じた宣伝をデジタル広告と認識されている。これには、インターネットページで記事を読んでいるときに見られるバナー広告YouTubeなどのインターネット動画なども含まれており、よく動画を視聴している途中で5秒~1分程度流れてくる動画広告などが挙げられます。
 近年は、日本国内でもYouTuberなどが注目されており、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。日本でも「テレビ離れ」という言葉が行き交い始めたように、アメリカでも同様の現象が進んでおり、テレビなどのリニア広告から現在はデジタル広告が注目されています。

2.デジタル広告がマスメディア広告で費用を上回る

 

では、アメリカではどれくらいのお金が広告市場に注がれているのでしょうか。
 アメリカの広告市場に関するマーケティング・コンサルティング会社であるMAGNA社によると2019年の広告費売上は約2,240億ドル(約24兆円 *1ドル=107円換算)と試算しています(注1)。一方、大手広告会社の電通によると日本の広告費は同年6.9兆円と試算されています。日本とアメリカでは、広告費にかける費用が約4倍も違うのです。

 

またメディア別の広告費は図の通りです。

 

(画像出典)
https://magnaglobal.com/magna-advertising-forecasts-winter-2019-update/
*数字は丸められているので、精緻には合いません。またデジタル広告費はモバイル、デスクトップの積算となり、これら機器を通した広告方法としてSearch、Video、Socialなどが挙げられており、その他方法の記載はありません。

 

2019年の総売上額は、2018年の2,128億ドルから5.1%成長した2,240億ドル(約24兆円)となっており、リニア広告が約976億ドル(約10.4兆円)、デジタル広告が約1,105億ドル(11.8兆円)とデジタル広告費がリニア広告を上回っているのが分かると思います。(CE:Cyclicalを除く)(Cyclicalとは、「循環」を意味し、定期的に開催される選挙やオリンピック、フットボールゲームなどの一時的且つ定期的な需要を意味する。)
 MAGNA社によると、2017年まではリニア広告がデジタル広告を上回っていたものの、2018年には逆転しデジタル広告が上回りました。デジタル広告は、主にモバイル機器やデスクトップを介したSearch(検索)、Video(動画)、Social(SNS)広告に区分されています。これらデジタル広告は今後も二桁成長で推移、一方でリニア広告の成長率はマイナスで推移すると予想されており、いかにデジタル広告市場が拡大の一途を辿っているかが見て取れます。

(参考出典)
https://magnaglobal.com/magna-advertising-forecasts-winter-2019-update/
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020014-0311.pdf
https://www.magnaglobal.com/wp-content/uploads/2018/03/MAGNA-US-Advertising-Forecast-March-2018-Summary.pdf

3.020年以降のデジタル広告トレンド

1.Search(検索)広告

 

検索広告は、一般的に検索エンジン広告(Search Engine Advertising)や有料検索広告(Paid Search Advertising)と呼ばれれおり、皆さんがよく利用されるGoogleなどが当てはまります。通常、Googleで何か検索を行う場合、検索結果の上部などに「おすすめ」のような形で、皆さんが見やすいように表示してくれると思います。同市場規模がデジタル広告の大半を占めており、約534億ドル(約5.7兆円)が費やされています。
 これまでは、アメリカの検索広告市場はGoogleの1強だったようですが、近年はAmazonが同市場に注力しているようです。AmazonはEコマース市場のジャイアント企業の1社ですが、商品検索の際に「スポンサープロダクト」として上位表示される仕組みを構築しています。
 Googleだけでなく、Amazonの台頭により今後も検索広告市場の拡大が期待されています。

2.Video(ビデオ)広告

 

ビデオ広告は、Webベース、またはアプリベースの動画配信に利用されている。テレビのCMと似ていますが、デジタル広告でいうビデオ広告は、YouTubeの動画を再生する前、中盤、後に流れる広告がイメージしやすいかと思います。
 日本でもYouTubeをはじめ、Amazon Prime Video、Netflixなど様々な動画配信サイトがありますが、これらが一般大衆に普及するに従い、ビデオ広告も非常に注目されています。アメリカのストリーミングサイトとしては、HBOやSlingなども知られています。
 アメリカでは、人口の約90%がYouTubeを利用しているとの統計もあるようで、今後もYouTubeを始めとするストリーミングサイトが企業の宣伝手段として注目されるのではないでしょうか。MAGNA社でもビデオ広告の成長率は非常に高く見込まれています。

(参考出典)
https://www.statista.com/topics/2019/youtube/

3.Social(ソーシャル)広告

 

ソーシャル広告は、FacebookやTwitter、LinkedInなどの、いわゆるSNS(Social Network Service)広告を指します。最近では、InstagramやTiktokなども有名です。  ソーシャル広告は、これらSNSのフィードの途中でスポンサー広告として表示されたり、フィードの横に広告表示が設定されており、皆さんがSNSを利用する際にもよく目にすることがあると思います。
 なお、アメリカで使用されているSNSの中でトップ5がFacebook、Instagram、Facebook Messenger、Twitter、Pinterestとなっています。MAGNA社によると、デジタル広告の中でも「ソーシャル広告」の成長率が最も高いと予測しており、日本でも行われているようにインフルエンサーを介した広告なども行われています。アメリカの有名なインフルエンサーとしてはYouTuberのJenna Marblesやモデル業などを行うイギリス出身のCara Delevingneなどが挙げられます。
 Jannaのyoutube:https://www.youtube.com/user/JennaMarbles/featured
 Caraのinstagram:https://www.instagram.com/caradelevingne/?hl=ja

(画像出典)
https://www.statista.com/statistics/248074/most-popular-us-social-networking-apps-ranked-by-audience/

まとめ

 

いかがだったでしょうか。アメリカの広告市場は伸びていますが、特に注目すべきはデジタル広告市場の急拡大です。これまでは、リニア広告が主流でしたが、スマートフォンやタブレットなどのツールが世に浸透し、それに伴う非常に便利なアプリが流通した結果、人々の注目はデジタルデバイスに移り、アメリカのマーケティング戦略も変わってきています。また、アメリカのデジタル広告市場の規模の大きさ、成長性から、そのポテンシャルは測り知れません。

   

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