海外インフルエンサーを活用したバズマーケティング

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まじすけ株式会社マーケティング事業部の蒲生です!

本記事ではYouTuberやInstagramerなどのインフルエンサーを起点としたバズマーケティングについて事例も含めて紹介していきます。

バズマーケティングとは?

バズ(Buzz)とは蝉やハチの音「ブンブン」を意味し人々が噂話を群がってする様を表します。バズマーケティングとは製品やサービスを影響力のある特定の人物に取り上げてもらうことで、世間からの注目を集める手法のことを意味します。近年ではYouTuberやインスタグラマーなどインフルエンサー起点で製品やサービスにバズが起こる傾向があります。

バズマーケティングとバイラルマーケティングの違い

バズマーケティングとバイラルマーケティングは混同されることがあるので両者の違いについて簡単に説明します。

バイラルとはVirus(ウイルス)を意味しており、ウイルスのように製品やサービスが人から人へと広まっていくことをバイラルマーケティングと言います。バズマーケティングは特定の人物(インフルエンサー)から拡散されるのに対し、バイラルマーケティングは情報を受け取った人全員が感染源となる特徴があります。

バズマーケティングの手法

1.インフルエンサーの起用

近年ではブロガーやYouTuber、インスタグラマーなどにサービスを紹介してもらいバズを引き起こすインフルエンサーマーケティングがよく見られます。

メリット:インフルエンサーを活用することで瞬間的に自社の商品やサービスが多くの人に認知してもらうことができます。

注意点:サービスと相性が良いインフルエンサーに依頼することを心がけましょう。

登録者数が多いインフルエンサーにサービスの紹介をしてもらうことはサービスの認知拡大には繋がりますが、短期的なコンバージョンへ結びつくには効果が悪い側面があります。弊社調べによると、サービスとの相性が良いYouTuberに紹介してもらった場合のCVRが3~5%に対し、相性が良くないインフルエンサーの場合CVRが0.5~1%と約10倍に近い差があります。

そのため、自社のサービスと相性の良いインフルエンサーを見つけましょう。 インフルエンサーはゲーム、美容系、学習系、食などを初めとしてニッチな領域にも存在しています。あなたのサービスと相性が良いインフルエンサーもきっと見つかるはずです。

2.SNSを活用したプレゼントキャンペーン

プレゼントキャンペーンは「フォロー&リツイートをしてくれた人、抽選で〇〇名様に■■をプレゼント」と言う文言で2019年に一躍ブームになったバズマーケティングの手法の1つ。

注意点:SNS上のプレゼントキャンペーンは一過性のブームで終わってしまう危険性があります。普段からユーザーにとって有益なツイートをしていないとキャンペーン終了と同時にフォロワーが急激に減ってしまう可能性があります。プレゼントキャンペーンを行う際はある程度ファンのついたアカウントに育ててから実施することをオススメします。

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3.炎上商法

あえてバッシングを受ける言動や施策を行い注目を集める手法です。確かに注目を集めることはできますがリスクを伴います。オススメすることはできませんが、成功パターンとして以下の事例があります。

三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子

青汁王子

賛否両論あるコンテンツを度々ツイートし世間の注目を集めました。批判はあるもののファンが増加し2020年5月現在Twitterのフォロワーは80万人を超えています。

海外バズマーケティング事例

事例1:アメリカの美容サービスFabFitFunのプレゼントキャンペーン

アメリカの美容品のサブスクリプションサービスFabFitFun はInstagramで応募者の中から抽選で$100分の割引クーポンをプレゼントするキャンペーン施策を実施しました。

インスタ

応募条件は

  • ①アカウントのフォロー
  • ②Like
  • ③友達2人をタグづけしてコメント
  • ④コメントに#giveawayを付ける

比較的ハードルの低い応募条件であったこともありプレゼントキャンペーンのコメント数は13,100件とバズを作りました。

事例2:ベトナムユーザーを大量に獲得したバズマーケティング

無料学習アプリのベトナムユーザー獲得に向けて行なったバズマーケティングの事例をご紹介します。

ベトナム国内のユーザー獲得を目的として、ベトナムの学習系YouTuberにアプリの紹介動画を投稿してもらいました。依頼したインフルエンサーの数は5人で全員にほぼ同時期に動画を投稿してもらえるように依頼しました。投稿後にベトナム国内でアプリは反響を呼び、アプリストアランキングの教育系部門で約3ヵ月連続で1位を獲得しました。

このバズを引き起こしたインフルエンサーマーケティングを行う以前は1日のアプリへの自然流入数が1桁でした。

YouTuberマーケーティングとASO対策を念入りに行なった結果、軒並み自然流入数は増え1日に1,000人の増加、最終的には安定して1日に500人が自然流入するまでに至りました。 インスタ

最後に

海外インフルエンサーを起用してバズマーケティングを行う際は一歩踏み込んだインフルエンサーの分析がとても大切です。

例えばアメリカユーザーにリーチしたい時にただアメリカのYouTuberを起用した場合と、そのYouTuberの視聴者はどの地域の人が多いかまで分析した場合での起用は大きく成果が異なります。必ずしもアメリカのYouTuber=アメリカの視聴者が多い訳ではなく、他の英語圏の視聴者数が多いことも多々あります。

そのためインフルエンサーの視聴者の属性まで分析することでバズを引き起こす可能性を高めることができます。徹底した分析を心がけてインフルエンサーを起用しバズを作っていきましょう。

 

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