2020年7月22日

【国別】徹底比較!訪日客が日本滞在時にインストールする外国人向けアプリ

地方ではコロナの影響も徐々に落ち着きつつあり、アフターコロナの生活も近いのではないでしょうか。2021年の夏にはオリンピックも開催予定であるため、多くの外国人が訪日することが予想されます。そこで今回は訪日時の人気アプリをご紹介します。訪日人数の多い中国、韓国、台湾、アメリカの順でご紹介しますので、是非最後までご覧ください。

中国

アプリ①:公式日本旅行アプリ

公式日本旅行アプリは訪日外国人旅行者向けに、訪日旅行に必要な情報を発信しています。このアプリの主要な機能は4つあります。1つ目が日本全国の観光スポットや最新情報などを紹介する記事のまとめです。2つ目が公共交通機関を利用したトータルナビゲーションです。路線図検索や、ルート優先検索にも対応しています。3つ目が現在地周辺の観光スポット、免税店、飲食店検索です。また、Free Wi-Fi、観光案内所、ATM、病院情報など、日本に滞在中の訪日外国人旅行者をサポートする情報も提供しています。4つ目が日本を旅行する上でのお役立ち情報、災害情報、大使館情報(緊急連絡先)などの提供です。

アプリ②:Safety tips

このアプリは、観光庁監修のもと開発された、日本国内における緊急地震速報や津波警報、噴火速報、特別警報、熱中症情報、国民保護情報、避難勧告等を通知する無料アプリです。訪日外国人旅行客向けに、災害時に役立つ様々な機能があります。ご利用開始の際、予測地点の設定を行うと、設定した地点に震度4以上の地震が発生すると予測した際に緊急地震速報、津波警報が出された場合、噴火速報、その他気象の特別警報、国民保護情報が出された場合、熱中症の危険が高まることが予想される際に通知が行われます。

アプリ③:Youdao Translate

Youdao Translateは、中国語、日本語、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、フランス語、ポルトガル語など、100以上の言語間をすばやく翻訳するアプリです。言語パックをダウンロードできるため、旅行中にインターネットにアクセスできない場合にも非常に便利です。翻訳方法は多岐にわたり、翻訳したいテキストを入力する方法はもちろん、音声認識や画像認識にも対応しています。翻訳にかかる時間が早いところも人気のポイントです。

台湾

アプリ①:Payke

Paykeを使用することで、翻訳アプリを使用するよりも簡単に買い物をすることができます。気になった商品のバーコードをスキャンすると、商品情報を台湾語に変換して表示してくれます。化粧品や医薬品、人気のお土産から日用品や健康食品まで、さまざまな商品に対応しています。ただ、機能はそれだけでなく、日本の人気商品のカテゴリー別ランキングや製品のレビュー、口コミ機能など、実店舗での買い物に特化したアプリです。

アプリ②:Tripla

triplaはレストラン、交通機関、現地ツアー、Wi-Fiなどの予約を支援するアプリです。また予約できるだけでなく、旅行中にリアルタイムのナビゲーションを取得できたり、交通状況や周辺情報を取得できます。さらに、本アプリにはインスタントメッセージ機能が搭載されており、カスタマーサービスのスタッフとリアルタイムでチャットできます。旅行先で迷子になった際にもスタッフとやり取りをすることができるので、旅先に慣れていない訪日外国人の方に人気のアプリです。

韓国

アプリ①:IKIDANE NIPPON

本アプリは日本全国の主要な観光スポット・グルメ・ショッピング・エンターテインメントといった膨大な情報量を無料で閲覧できるほか、MAP機能や多言語翻訳機能、お得な割引クーポンの発行機能など、旅行で活用できる機能を搭載しています。その中でも一番の魅力は商品のバーコードをスキャンすることで簡単に商品情報が獲得できる点です。パッケージのバーコードをスキャンするだけで原材料や値段など様々な情報を多言語で表示してくれるので外国人旅行者には必須のアプリです。

アプリ②:東京メトロ

「Tokyo Subway Navigation for Tourists」は、東京メトロが提供する、オフラインで東京の地下鉄の乗換検索ができるアプリです。路線図から駅名をタッチするだけで、簡単にルート検索できるほか、ランドマーク検索機能により、東京タワーや浅草寺などの東京の観光スポット名や主なホテル名から、出発駅や到着駅を選択することができます。このアプリは、主要なルート・所要時間・運賃をわかりやすくシンプルに表示します。また、検索時に降車駅付近のランドマークの最寄り出口が確認できるため、出口が多くある東京の地下鉄も安心してご利用できます。

アプリ③:Free Wifi

Free Wi-Fiは日本各地のWi-Fiに簡単に接続するための訪日外国人アプリです。ご利用方法はとてもシンプルで、現在位置を中心に近い、Wi-Fiゾーンが地図中に表示されます。Wi-Fiゾーンに入ると取得したSSIDなど、現在の端末の接続状況が表示されます。接続可能になると「Connect」ボタンをタップすると、フリーのWi-Fiに接続されます。オフラインの状態でも、事前にWi-Fiマップをダウンロードしておくことができ、そこも人気の理由の1つです。

アメリカ

アプリ①:Ecboクローク

ecbo cloakとは、カフェやお店の空いているスペースに荷物を預けられるサービスです。現在カフェ、コワーキングスペースや、一部の日本旅行店舗・駅構内の手荷物預かり所など多種多様なスペースで荷物を預けることができます。海外旅行には大きな荷物は付き物ですよね。現地について早速観光したい気持ちはあるのものの、ホテルへ荷物を運ぶのは面倒。そんな時に役立つのがこのアプリです。

アプリ②:Ms.Green

Ms. Greenは、無料マンガで日本の魅力を紹介する、新しいスタイルのガイドアプリです。メインストーリーでは、主人公である旅行会社の新入社員が日本全国各地の観光施設、グルメ、イベント、伝統文化などをストーリー性を持たせて紹介していきます。またサブコンテンツには、外国人が日本に旅行に来て困ること、例えば、電車の乗り方やwifiスポット、日本式多機能トイレの使い方などをわかりやすく、おもしろく説明する『異文化体験コーナー』があります。マンガのストーリーで、日本のいろいろな情報を手に入れることができるだけでなく、コンテンツに関連した日本国内の宿泊、ツアーを予約することも可能です。

アプリ③:Sushi Dictionary

Sushi Dictionaryは日本食専門の辞書アプリです。最も人気のある寿司、刺身、天ぷら、焼き物など、日本の魚介類を使った料理を網羅しています。さらに大阪の押し寿司など、ご当地メニューにも対応しています。 音声認識機能でメニュー名を読み取れたり、画像検索機能で魚の種類を確認することができます。共有ボタンを押すと、お気に入りのメモアプリに保存することもできます。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はアメリカ、中国、韓国、台湾の方々が訪日時に使用する人気のアプリをご紹介しました。全体を通して、翻訳、ナビゲーションの機能が基盤にあり、さらに+αで訪日外国人や旅行者を気遣っている機能がある印象を受けました。日本で過ごしている我々には当たり前なことも、訪日外国人にとってはカルチャーショックなことはまだまだ多くと思うので、この課題を解消できるアプリが訪日外国人に使用されるアプリなのではないでしょうか。とは言ってもアプリ開発には実際に外国人へのヒアリングなどデータ収集も必要になります。

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