2020年12月2日

メールマーケティングの始め方と効果を出す6つのポイント

マーケティング手法はさまざまなものがありますが、低コストで始められるのが「メールマーケティング」です。メール配信方法によっては、高い効果が得られます。実際に、どのように始めれば良いのでしょうか?ここでは、メールマーケティングの始め方とポイントについて解説します。

メールマーケティングとは

メールマーケティングとは、自社が保有する顧客リストに対してメールを送り、コミュニケーションを図ることをいいます。定期的にコミュニケーションを図ることで、動きのない潜在顧客を商談や成約につなげることができるのです。
LINEなどのコミュニケーションツールは登場していますが、ビジネスでメールを使用する機会は多いです。実際にメールのユーザー数は増加の一途を辿っているため、メールマーケティングは有効的な手法と捉えておいたほうが良いでしょう。

メールマーケティングの種類

メールマーケティングは、主に6種類に分類できます。どのような相手に、どのような目的で送信するかを考えて最適なものを選ぶようにしましょう。

メールマーケティングのメリット

マーケティングには、さまざまな手法がありますが、メールマーケティングは低コストで導入することができます。SFAやMAなどのメール配信ツールを導入すれば、コストが必要になりますが、それ以外のコストはかかりません。
また、自由な形式のメールを作成できるのも魅力となっています。A/Bテストが実施しやすく効果検証ができるため、効果が出るメール配信方法を研究することもできます。

メールマーケティングのデメリット

メールマーケティングは、顧客リストに必要な情報を届けたりコミュニケーションを図ったりすることで、潜在顧客を育成するものです。そのため、広告宣伝のような即効性を求めたい方には不向きでしょう。長期的な戦略を見据えて取り組まなければいけないことを理解しておきましょう。

メールマーケティングの始め方

メールマーケティングの特徴について解説しましたが、実際に、どのように始めれば良いかを把握しておきましょう。

1.メールの目的を考える

メールマーケティングで大切なことは、目的を定めることです。潜在顧客とコミュニケーションを図って案件化したい、イベントやセミナーに参加をしてもらいたいなど、メールを送る目的を明確にしておきましょう。また、どれぐらいの効果を期待したいか、目標値も定めると効果検証しやすくなります。

2.誰に伝えたいかを明確にする

メールを配信する相手によって、どのようなメールを配信すべきかが異なります。新規顧客か既存顧客かでもメールの内容は大きく異なってくるでしょう。そのため、ペルソナを定めることが大切です。配信する相手の属性や趣味・嗜好・ライフスタイルを想定することで、相手に喜んでもらえる情報を届けることができます。

3.どのように伝えるかを考える

目的とペルソナを設定したら、メールを作成します。メールは、テキストや画像だけではなく、動画も差し込めるようになりました。そのため、どのようなメールが、効果が出るかを考慮しながら、メールを作成していきましょう。

メールマーケティングの6つのポイント

メールマーケティングの始め方をご紹介しましたが、6つのポイントがあります。効果が出すためのポイントについて理解を深めておきましょう。

1.メリットは分かりやすく伝える

メールマーケティングで成功するためには、配信相手にメリットとなる情報を届けることが大切です。以下に示す4つの内容のメールであれば、メリットとみなされるでしょう。

2.信頼されるメールアカウントを用意する

メールマーケティングを実施する場合は、ビジネス向けのメールアカウントを取得しましょう。会社のホームページと同じドメインを使用したメールアカウントであれば、信頼してもらいやすいです。類似メールアカウントを使用した詐欺行為なども増えてきているため、ユーザーに信頼してもらえるビジネス向けのメールアカウントを必ず用意しましょう。

3.完結で読みやすいメールを作成する

メールマーケティングは、情報を詰め込みたくなるものですが、煩雑すると読みにくくなります。そのため、完結で読みやすいメールを作成するようにしましょう。余白を意識するだけでも、メールは読みやすくなります。

4.配信停止方法を明記する

自社が保有する顧客リストの中には、メール配信を希望されていない方もいるでしょう。そのような方に何度もメールを配信すると信頼関係を壊してしまいかねません。そのため、メール配信停止方法は、必ず明記しておきましょう。メール配信停止方法を明記することは、特定電子メール法でも定められています。

5.テスト配信を行う

メールが完成したら、顧客に送信する前にテスト配信をしてみましょう。第三者に読んでもらうことで、誤字脱字やリンク先の間違いなどを見つけやすくなります。また、相手に届けたい情報が伝わりやすいかも第三者の目で確認してもらいましょう。

6.効果測定を行う

メールマーケティングもPDCAサイクルを回して、効果測定することが欠かせません。効果検証して改善していくことで、商談化、成約化が行えます。

1.メールマーケティングの成功事例

メールマーケティングを実施する前に、高い効果が見込めている成功事例を確認しておきましょう。

JBサービス株式会社

セキュリティソリューションを提供しているJBサービスは、獲得した名刺を有効活用できていませんでした。そこで、7,000名分の名刺情報を業種・地域・部門・役職で分類し、各自に見合ったステップメールを配信。名刺獲得後の次のアクションに結び付けられるようになりました。

デジタル総合印刷株式会社

デジタル総合印刷株行会社は、展示会で多くの顧客リストの獲得に成功していましたが、潜在顧客のアプローチが行えていませんでした。そのため、自動的にステップメールが送信できるMAツールを導入。同じリソースで潜在顧客に対するアプローチや進捗管理が行えるようになりました。顧客とメールでコミュニケーションを図ることで、ホームページのアクセス数もアップに成功しています。

株式会社ワム

エステサロン向け商材を販売しているワムも、顧客リストの有効活用ができないことに悩んでいました。そこで、潜在顧客の行動履歴を解析できるツールを導入して、パーソナライズ化したメール配信によるアプローチを開始。その結果、メール配信の反応率があがり、成約率が上がりました。

まとめ

今回は、メールマーケティングの始め方をご紹介しました。SFAやMAの導入費用はかかりますが、それ以上の費用はかかりません。低コストで始めることができます。潜在顧客とコミュニケーションを定期的に計ることで、案件化させることができる画期的なマーケティング手法です。ぜひ、これを機会にメールの活用方法を見直してみてください。

 

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